映画 『ノルウェイの森』※ネタバレ的要素有

私は村上春樹が大好きです。

なので、「ノルウェイの森」が映画化されると聞いた時は、是非観たい!なんて思いませんでした。


村上作品の良さは、何をおいてもまずあの「文体」にあるのだと思っているし(あくまで私個人の意見です)

それを映像化したと言われても全く興味なんて沸かなかったからです。


けれど私も32歳になってこころもち丸くはなったようで、

自分が何度もこの作品を読んだ事で頭の中に作り上げた独自の映像を持っているように、

他の人(今回は映画の監督さん)がどんなフィルターを通してこの作品を読んでいたのか、


知ってみたい!


と思ったのです。


同じく以前からの村上Fanである夫もちょっと興味があったらしく、
休みの日に二人でミント神戸内の映画館へ出かけました。



というわけで、
以下、簡単に感想です。



とにかく・・

直子以外のキャスティングがとても良い
(菊池さんゴメンなさい)


特に「みどり」と「永沢さん」と「ハツミさん」



みどり役:水原希子さん

→あの独特の台詞と雰囲気を、完全に自分のキャラにしていた!

あの唇!身のこなし!ピッタリでした!(夫も絶賛!)



永沢さん役:玉山鉄二さん

→玉山さんはもうわりと顔も売れてるけど、それでも一瞬誰だっけ!?と思うほど「永沢さん」でした。
自分の中では「永沢さん」はもうちょっと男臭いイメージがあったけど、それも気にならないほどの、魅力的な「永沢さん」となっていました。

あの時代のああいう人っぽい、ピタピタのタートルネック(しかもズボンにIN!笑)
かなりツボでした。。



ハツミさん役:初音 映莉子さん

→原作のハツミさん描写がそのまま再現されている!感動!!




あと印象的だったのは・・・マツケンの白いブリーフかな。


・・というのは半分冗談ですが(笑)


ポソポソとしたしゃべり方や、我は強くないけれども自分の世界の流れに沿って生きている感じの、
あの主人公としてはとても自然でした。


さすが松山ケンイチ

なんでもできる。


あの俳優さんは、本当に見るたびに色んなキャラクターをこなしていて、
しかも全部きちんとハマっていて、もう感心するしかないですね。
(映画館で見た「GANTZ」のポスターでは、また全く違う顔をしていました)


ちょっと懐かしいけど「デトロイトメタルシティ」の時もそうです。
こちらも原作を読んでいたのでかなりフアンでしたが・・難なくなりきっていましたね。


問題なし。

いやほんとにスゴイ。



・・・・と、思ったまま、私個人の非常に個人的な意見を好き勝手に書き綴ってしまいましたが・・

ようは「私は村上春樹が好きだ!」という事なのでした。


は〜
寒いからまた「ダンス・ダンス・ダンス」でも読もうかな。

あれのハワイ描写が好きで好きで・・

もう本がボロボロです。
セロテープだらけ。


あ、あと映画の感想ひとつ付け足し
→「突撃隊」の人、もっとカンペキな坊主頭にしてほしかった・・・・(笑)どもりはグッド☆